Hyper-Vのチェックポイントを削除したときの対応
複数ある物理マシンのうち、1台だけディスク容量が足りない状態になっていたときのことです。
よくよくみると、Hyper-Vの仮想マシンのうち、1台だけ自動でチェックポイントが取得され続けてディスク容量が圧迫されていました。。
このまま放っておくとあと数か月がディスク容量が枯渇する状況で対応が必要。
そんなときに対応した手順です。
■その1 仮想マシン管理サービスの再起動
サービスから[Hyper-V Virtual Machine Management]を選択して再起動
ただしこの方法では復旧せず。。
■その2 PowerShellによるチェックポイント削除
以下コマンドです。
①仮想マシンのすべてのチェックポイントを削除する場合
Get-VMSnapshot -VMName 仮想マシン名 | Remove-VMSnapshot
②仮想マシンのすべてのバックアップ用チェックポイントを削除する場合
Get-VMSnapshot -VMName <仮想マシン名> -SnapshotType Recovery | Remove-VMSnapshot
この方法でも復旧せず、というかエラーで削除できず。。
■その3 エクスポート&インポート
新規のチェックポイントを作成し、そこにエクスポートを行い、そのデータをインポートする方法です。
①対象の仮想マシンをシャットダウンします。
②Hyper-V マネージャーを起動し、仮想マシンを選択して右クリックからチェックポイントを選択します。
③Hyper-V マネージャーの[チェックポイント]に新規チェックポイントが表示されますので、右クリックからエクスポートを選択します。
エクスポートの完了を待ちます。
④対象の仮想マシンを右クリックから削除します。
※同一仮想マシンIDでインポートを行う場合
※別IDでインポートする場合は削除の必要はなし
その場合、一旦別IDの仮想マシンとしてインポートして、その後旧仮想マシンを削除することが出来ますが、同じ仮想マシンなので注意が必要です。
⑤Hyper-V マネージャーで画面左のホスト名を右クリックし仮想マシンのインポートを選択します。
⑥[仮想マシンの選択]画面で対象の仮想マシン名が表示されていることを確認します。
⑦[インポートの種類の選択]画面でオプションを選択します。
●仮想マシンをインプレースで登録する
エクスポートされた場所から移動せずに仮想マシンを登録
前回と同一IDの仮想マシン
●仮想マシンを復元する
前回と同一IDの仮想マシン
●仮想マシンをコピーする
新規IDの仮想マシン
※状況によりどれかを選択してください。
⑧インポートが完了したら、必要に応じて仮想マシン名を編集してください。
この方法で無事にチェックポイントが削除され、仮想マシンがキレイになりました。
みなさんも無事に対応できますように!
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